塩見団扇 / 京やさいうちわ/角扇

素材:和紙、竹、杉(持ち手)
サイズ:京やさいうちわ/L25〜28×W18〜23cm、角扇/L22mm×W26cm
色柄:京やさいうちわ/賀茂なす、鹿ケ谷かぼちゃ、聖護院だいこん、角扇/歌舞伎役者、舞妓、関取、幾何学

必要だからこそ残る技術

 かつて宮廷で使われた「御所うちわ」が始まりとされる「京うちわ」。柄と中骨が一体ではない構造のため、扇面が非常にフラットで、上絵を豊かに表現できる点が特徴だ。その特徴を生かし、斬新な京うちわの開発に挑んだのが、京うちわの企画製造を営む塩見団扇である。代表取締役の秋田悦克は「京うちわの普及と価値向上を図りたい」との思いを以前から抱いてきた。
 1つは京野菜の形にくり抜いた「京やさいうちわ」である。ユニークなのは形だけでなく、柄の先端に小穴を設け、壁に刺したピンに引っ掛けられるようにした点だ。使用しない時には壁の飾りになり、使用したい時にはすぐ手に取れる。もう1つは正方形にくり抜いた「角扇(かくせん)」だ。これは壁に立て掛けられるうちわで、歌舞伎役者や舞妓、関取などインパクトのある絵を載せた。元々、装飾用京うちわもあるが、スタンドが必要だ。それを省き、現代の暮らしの中で手軽に飾って使える方法を編み出したのである。

代表取締役 秋田悦克

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