素材:磁器
サイズ:H8×φ8cm
色柄:白、銀藤、青など
創造への挑戦
丸々としたかわいらしいキノコ。これが香炉とは、一目見ただけでは分からない。キノコの笠に当たる蓋を開けると、柄の内部にはドーナツ状のスタンドが設置されており、そこにスティック形かコーン形のお香を立てることができる。着火して蓋を閉めると、天面の小穴からゆらりと香りが流れ出てくる仕組みだ。蓋の底面に空気を取り込む小穴が3カ所設けられているため、蓋を完全に締め切ることができる。したがって途中でお香が倒れても外へ燃え移る心配がない。その名も「きの香」はかわいらしいだけでなく、安全性も備えた香炉なのだ。
開発したのは、京焼・清水焼の産地問屋を営む熊谷聡商店である。近年、同社は花弁のような光沢を持つ磁器「花結晶」の技法を生かし、インテリア用品の開発に積極的に取り組んでいる。「元々、香炉の取り扱いはあるが、若い世代やインバウンドに向けても香りを楽しむ道具として販路を広げたい」と代表取締役社長の熊谷隆慶は話す。
代表取締役社長 熊谷隆慶
〒607-8322 京都市山科区川田清水焼団地町9-5
Tel:075-501-8083
Fax:075-501-5876
Mail:info@kyoto-kumagai.co.jp
http://www.kyoto-kumagai.co.jp