加地金襴

KESA バッグ

積み重ねた伝統技術を“一度壊す”

素材 : 絹・綿・ポリエステル
サイズ : W40cm×D5cm×H80cm
 1980年に北野天満宮の門前町に創業した加地金襴。寺社仏閣の装飾品や袈裟に使用する、金襴(きんらん)織物 を製造している。  西陣織の真骨頂とも言うべき金襴織物の伝統技術を後世につないでいくため、寺社仏閣向け以外の需要開拓に大胆に挑んだ。開発したのは、一般市場に向けた袈裟形バッグである。  これは袈裟の一種である絡子(らくす)をモチーフにした、肩から斜め掛けできるバッグだ。「かつて取引先の寺からも、絡子をバッグのように使いたいという要望があった」と織手の坂田雄介は言う。理にかなった用途に着目し、発展させた。  「糸の配色に最も注力した」と坂田。目指したのは、ハイクラスのカジュアルバッグである。既存の柄を生かしながらも、従来品によく使われる金糸を銀糸や銅糸に、茶や深緑系の糸を明るめの糸に替えて新しさを加えることで、新旧融合のデザインを完成させた。  「バッグを通して金襴織物を身近に感じてほしい」と話す。

織手 坂田雄介

住所 : 〒602-0099 京都市上京区大宮通り西裏芦山寺上る2丁目竪社南半町225番地
Tel : 075-366-6126
Fax : 075-366-6127
Mail : y.sakata@kajikinran.jp

http://www.kajikinran.com

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