晋六

Pelican Teapot

作り手と使い手が“共に生み出す”もの

素材 : 陶器
サイズ : W15.4cm×D8.8cm×H8.4cm
 1932年、京都・山科地区に築窯した晋六。初代の妻の実家が料亭を営んでいたことから、主に「割烹食器」を焼いてきた。当時、茶葉販売店の依頼で開発したのがペリカン急須だ。  京都の料亭では食前に煎茶を飲み、食後に番茶を飲む習慣がある。京都で作られる番茶は、茶葉がとりわけ大きい。そのため急須の注ぎ口に張り付いた茶葉が穴をふさぎやすく、お茶の出が悪くなることがある。  それを改善するため、晋六では急須の注ぎ口を広げ、穴の数を増やした。その数、なんと200個近く。注ぎ口が大きく飛び出した急須は愛嬌たっぷりで、まるでペリカンの口のように映ったことから、この名が付いた。  長く愛されてきたペリカン急須を「若い世代にも使ってほしい」という思いから、リ・デザインに挑戦。腰や取手を角張った形に変え、ターコイズブルーやグリーンなどの釉薬で柔らかに彩色した。1〜2人用サイズなので、一人暮らし世帯にもちょうどいい。

代表取締役 京谷美香

住所 : 〒606-0015 京都市左京区岩倉幡枝町322番地
Tel : 075-721-3770
Fax : 075-721-6237
Mail : kyoto@shinroku.com

http://www.kyoyaki.net

出展企業一覧